取り組み

世田谷区立T保育園おでかけひろばH② ファーストシューズ講座

2026年2月20日、世田谷区立T保育園のおでかけひろばで、ファーストシューズ講座を行いました。

世田谷区では、保育園と同じ建物内に「おでかけひろば」という名称で、近隣の親子が安心して遊びに来られる部屋を開設しています。ひろばには保育士が常駐し、保護者の子育ての悩みや疑問に答えたり、子どもへの接し方を教えたり、子どもの様子を見て助言してもらうなど。一人での子育てであっても孤立させないための支援の場として、行政が用意している場所です。そして、そこでは○○講座と称して、特に0~1歳の時期に必要な知識を学べるイベントを企画し行っています。

私は、この保育園と、同じ地域内の別の保育園の2つの子育てひろばからファーストシューズ講座を依頼されて行ってきました。もう一つの園での実施歴は長く、コロナ禍の中断はありましたが、2019年から継続して年に1~2度、講座を依頼され、今年で8年目になります。

講座は、赤ちゃんが同席した状態で行われる親子講座です。参加する親子は、すでに歩けるようになって靴を履いているのが、おおよそ4割程度。残りの6割は、まだ歩かない子もいれば、つかまり立ちが始まってそろそろの子もいて、そろそろ靴を準備しないとと「靴への関心が高まっている時期」の保護者が多い印象です。

私の講座では、良くある「ファーストシューズ講座」とは一味も二味も違う視点でお話をしています。

一般的なファーストシューズ講座は、「靴選びの話」だけをすると思うのですが、私は乳児の成長と歩行発達に基づいて、その時々に必要な靴の機能を伝え、足に合ったサイズ要素と、成長のためのゆとり要素の2つがあることを明確に説明し、実際にどうやってサイズを決めれば良いという流れでお話をしています。

さらに、ファーストシューズとセカンドシューズとプレシューズの違いや、適切な履かせ方と脱がせ方など、一連の靴の使い方を伝えながら、保護者が就学前までのスパンで靴について考えられるように促しています。

ハイハイから、つかまり立ち、伝い歩きと、動きが飛躍的に変わっていく時期の足の動きに、しっかり適応する靴の機能性を重視して、靴を選ぶことはとても大事なことです。

また、ネット情報を信じた靴選びの落とし穴、ネット情報に踊らされない基礎知識を持つことの大切さなど。科学的な基準で靴を選ぶにはどうすれば良いかを、コンパクトな時間の中に詰め込んでいます。

この講座は、おかげさまで大人気だそうで。いつもキャンセル待ちが出るとお聞きしています。実は、こんな話を私からではなく、どの園の保育士さんからでも教えてもらえるような日本になれば、すべての歩きはじめの子ども達の足の環境は改善されると考えています。そのために、今日もJASPE足育のメンバーの先生たちと共に頑張っています。